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身体はわざと歪む― 身体の補正作用―

コラム 2026.01.28

骨盤の歪みは、身体がサボっている結果ではなく、がんばった結果かもしれません。

こんにちは。 リップルオステオパシー整体院の中野です。

私のところに来られる骨盤のズレがある方

そういった方の
・過去の怪我でできたしこり
・手術して固くなった瘢痕

こういった部分の施術でしこりが取れると
骨盤の歪みが勝手に消えていることがよくあります。

骨盤が歪んでいる。
肋骨がずれている。
背骨がズレている。

こう言われると、
多くの場合「悪い状態」「戻すべきもの」として扱われます。

しかし

姿勢や身体の使い方の癖だけでズレているのだろうか。

という視点を以て考えてみたいと思います。

正しい姿勢をして深呼吸をすると苦しいと感じる

「背筋を伸ばして胸を張り、深呼吸をしてもうまく吸えない。」
こういった方は珍しくありません。
猫背の方が吸えるという人も多いです。

ご自身はいかがでしょうか。

理由は単純で、胸の筋肉や筋膜が固いからです。
・背を伸ばすと緊張する。
・背を丸くし小さくなると呼吸ができる。

それでも一定数の人はある程度頑張って姿勢をよく保とうとします。
胸がギチギチになることでしょう。

姿勢で補正できないとなると次に身体がとる戦略は

「骨をずらしてゆとりを作る」です。

例えば、

・骨盤の骨を上にずらす
・肋骨の形を変える
・背骨を短く変形させる

「背を丸くし小さくなる」と同じゆとりのある状態を骨格で作る。
これこそが身体が戦略的に歪みをとっている補正作用だと考えています。

実際にこういった状態の患者さんは
良い姿勢では呼吸が浅く、苦しそうな方が多いです。

そしてゆがみの影響でさらにあらゆる症状や凝りがうまれます。

身体が固くなるということ

もちろん、身体がいきなり骨をずらすわけではありません。
筋肉や筋膜が柔らかく組織のゆとりある人は身体の一ヵ所が固くなっても大丈夫です。

ある程度胸郭が緊張したり、両足の筋肉の張りに左右差があっても
全身の筋膜が柔らかければその筋膜で補正作用をとれます。

ところが、
その筋膜の柔らかさのリソースがなくなった場合
補正の選択肢は一気に減ります。

たとえば、

・骨折して手術を受けた部位
・プレートやボルトが入った場所
・歯列矯正によって緊張が続いている歯根膜
・古い手術痕や強い瘢痕

こうした部位は、
筋膜が固定され
柔らかく動いてくれる余地が少ない

この「使えない領域」が増えるほど、
身体は別の場所で調整せざるを得なくなります。

結果として、

・骨が剪断する
・関節がズレる
・本来なら動かない方向に動く

といった現象が起こりやすくなります。

なので私は、どんな患者さんがきたとしても
まず手術歴や骨折経験、事故の経験をききます。

身体に固い瘢痕やしこりがあった場合、骨格矯正しても戻りやすいためです。

手術して瘢痕のある組織に対し
張りをゆるめる
滑走を変える
力の伝わり方を分散する

そうした調整を行ったうえでもう一度歪んでいた骨盤をみてみると
勝手に歪みが消えていることがとても多くあります。

治療のおわり

私が学んできた世界中のオステオパシーの先達たちは、
相手の呼吸がどう変わったかを確認しなさいと繰り返し語ってきました。

単純に呼吸がリラックス効果や酸素供給でとても重要なのもありますが

体が本当に必要としていた補正が終わったとき、
まず現れる変化が「呼吸のゆとり」だと知っていた
からだと思います。

骨盤のズレや肋骨のズレ、背骨の圧縮は、
身体が苦しさを避けるために選んだ結果にすぎません。

その背景にある緊張や制限が解け、身体に余白が戻ったとき、呼吸は自然と変わります。

形を直すことが目的なのではなく、身体にゆとりが生まれること
そこに、世界の偉大な治療家たちがが大切にしてきた視点があるのだと、私は考えています。

リップルオステオパシー整体院 武蔵浦和
院長 中野良太

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