パフォーマンスを落とさない呼吸の話
― アスリートにとっての鼻呼吸という選択 ―
こんにちは。
リップルオステオパシー整体院の院長、中野です。
アスリートにとって呼吸は、
「意識しなくてもやっているもの」
でありながら、
パフォーマンスに直結する要素でもあります。
フォーム、筋力、持久力を鍛えているのに
なぜか
・すぐ息が上がる
・後半で失速する
・集中が切れやすい
そんなとき、
呼吸の“量”ではなく
呼吸の効率が影響していることがあります。
たくさん吸えば強くなるわけではない
運動中、
口を開けて大きく呼吸するのは自然な反応です。
ただし、
呼吸が速くなりすぎると、
・横隔膜の動きが浅くなる
・首や肩の筋肉が呼吸に参加する
・交感神経が過剰に働く
結果として、
余計なエネルギー消費が起こります。
これはスタミナ切れの原因にもなる。
鼻呼吸で「呼吸数が下がった」観察結果
アメリカの統合医療医師・研究者である
John Douillard博士は、
アスリートを対象に、
同じ運動負荷をかけた状態で
・口呼吸
・鼻呼吸
を比較しています。
その観察では、
鼻呼吸の方が、呼吸数が大幅に少なかった
にもかかわらず、
心拍数や運動強度は変わらなかった。
要するに Douillard いわく、 鼻で呼吸すると口で大量にハァハァやるよりずっと落ち着いた呼吸になる ってことです。
回数で言うと
・ 口呼吸のとき:呼吸数がぐいっと高くなる(例として約48回/分)。
・ 鼻呼吸のとき:同じ負荷なのに呼吸数がかなり低い(例として約14回/分)。
やく3倍くらいの差がでたとのことです。
呼吸数が少ない=楽をしている、ではない
誤解されやすいですが、
これは「力を抜いている」話ではありません。
呼吸数が少ないということは、
・横隔膜がしっかり使われている
・胸郭が立体的に動いている
・神経系の切り替えがスムーズ
という状態を示します。
結果として、
・後半の失速が減る
・集中が切れにくい
・無駄な力みが出にくい
といった変化につながる。
鼻呼吸ができないアスリートの共通点
鼻呼吸を意識しても
すぐ口が開いてしまう人は少なくありません。
その多くは、
・胸郭が硬い
・横隔膜の動きが制限されている
・頸部や頭部に緊張が残っている
つまり、
呼吸以前に身体が詰まっている状態です。
この状態で
「鼻呼吸をしよう」と頑張ると、
逆にパフォーマンスが落ちます。
オステオパシー的に見る「呼吸が通る身体」
オステオパシーでは、
呼吸を
肺+筋肉
ではなく、
全身の連動した動き
として捉えます。
・肋骨の弾力
・横隔膜の下降
・骨盤との協調
・頸部の自由度
これらが整うと、
鼻呼吸は「努力」ではなく
自然な選択になります。
トレーニングの前に、呼吸の通り道を整える
呼吸法の練習は、
身体が整ったあとでこそ効果を発揮します。
先にやるべきなのは、
・動きを邪魔している緊張を減らす
・呼吸の通り道を広げる
こと。
そうすることで、
同じトレーニングでも
消耗が少なく、再現性が高い
身体の使い方に変わっていきます。
まとめ
アスリートにとって呼吸は、
気合や根性の話ではありません。
効率の問題です。
鼻呼吸ができるかどうかは、
能力ではなく
身体の状態を映す指標。
息が上がりやすい、
後半に弱い、
集中が切れやすい。
そんな感覚があるなら、
鍛える前に
呼吸が通る余地を探してみてください。
リップルオステオパシー整体院 武蔵浦和
院長 中野良太
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