何を「良し」とするか
こんにちは。リップルオステオパシー整体院の中野です。
皆さんは38.0℃の熱がでた場合はどのような対処をしますか?
解熱剤や抗生剤を選択する方もいらっしゃるだろうし。
様子を見をする方もいらっしゃるだろうと思います。
ちなみ私はというと
もっと熱を挙げようとして厚着します。
「身体が免疫を活性化させるために熱を出してるんだな」とか思って
風邪の時は食事は摂らず、ポカリだけ枕元において寝るようにしています。
(とは言ってもここ数年風邪をひいてないですが)
「お腹が空いた、何か食べたい」
「汗がでて身体のだるさが消えた」
というのが私がよく感じる「身体が十分な仕事を終えた」サインです。
たいていこのタイミングで熱が冷めてます。
発熱は身体が自分で状況を立て直そうとする反応
オステオパシーに関わるDrは、教育課程の中で
「熱が出た=すぐ解熱剤」という選択肢は、最初には出てこないそうです。
つまり発熱という反応を正常に経過させ、様子をみるということです。
身体は日々、役割を終えた細胞や不要になった組織の断片を生み出しています。
(風邪のときなどはとても多く不要になった細胞が産出)
それらは本来、血流やリンパの流れに乗って処理・排出されていくものです。
ところが
・循環が落ちている
・排泄経路が滞っている
・免疫の反応が鈍っている
こうした条件が重なると、処理しきれなかったものが体内に「溜まり始める」。
そこで身体は高い熱を出して排出機能を回復させる解決策です。
身体は常に「焼却処理」をしている
少し乱暴な言い方をすると、
身体は毎日、小さな焼却炉を回し続けています。
古くなった細胞
役目を終えたタンパク質
不要になった免疫反応の残骸
これらを分解・処理し、外に出す。
この作業が滞りなく行われている限り、目立った症状は起きません。
しかし処理能力を超えると、
熱という形で代謝レベルを一段引き上げる必要が出てくる。
発熱は風邪の菌によって引き起こされるのではなく
身体が処理能力を一時的に上げるためのギアチェンジです。
熱で活性化する免疫細胞がある
免疫細胞の中には、体温が上がることで働きが良くなるものが存在します。
これは感覚論ではなく、免疫学の分野でも知られている話です。
・マクロファージ
・好中球
・一部のT細胞
これらは、平熱より高い環境で活性が上がることが報告されています。
つまり、
「熱を下げる=楽になる」
「熱を下げる=治る」
この2つは、必ずしも同義ではありません。
身体が必要としている反応を、途中で止めてしまう可能性もあります。
39.5℃というラインについて
アメリカのオステオパシーDrが担当する医療現場では、
39.5℃前後までの発熱は、身体がコントロール可能な範囲と考えられることが多いです。
もちろん
・意識障害
・脱水
・基礎疾患
・乳幼児や高齢者
こうした条件がある場合は話が別です。
何でもかんでも「様子見でOK」と言う気はありません。
ただ、熱そのものを即「危険」と決めつける必要はない、という視点は持っておいていいとのこと。
発熱は「敵」ではなく、
身体が自分の中を整理しているサインである場合が少なくないからです。
でもさすがに40℃以上は脳細胞などにダメージが行く可能性があるので解熱剤適応の範囲とのこと。
様子見派の医師たちの意見
実際には、医学教育・研究のど真ん中を通ってきた医師たちが、この視点にたどり着いています。
トーマス・コーワン医師(Thomas Cowan, MD)
アメリカの医師。
カリフォルニア大学医学部を卒業し、家庭医療を専門として長年臨床に携わってきました。
彼は西洋医学の訓練を受けたうえで、
・人類学
・生理学
などを横断的に学び直しています。
コーワン医師は、感染症や発熱を
「外敵との戦争」ではなく
身体が内側の環境を再編成するプロセス
として説明します。
アンドリュー・ワイル医師(Andrew Weil, MD)
ハーバード大学医学部卒業。
アメリカではかなり有名な統合医療の医師です。
彼の著書「癒す心、治る力」は全米ベストセラーに選ばれています。
私も基礎編と実践編を読みました。
決して反医療でも反科学でもなく、
西洋医学を土台にした上での統合を掲げています。
ワイル医師は、発熱について
「身体が免疫反応を最大化するための自然な仕組み」
と説明し、安易な解熱に慎重です。
安保徹 医師(日本)
新潟大学医学部卒業されていて。
免疫学を専門とし、長年大学で研究・教育に携わったお医者様です。
安保医師の特徴は、
現場感覚よりも研究データを積み重ねた上での提言である点。
「熱を下げるな」という過激な主張ではなく、
「なぜ身体が熱を上げたのかを考える必要がある」
という考えです。
発熱をどう捉えるかで、その後が変わる
発熱を
「とにかく消すもの」
と捉えるか、
「身体が何かを処理している途中」
と捉えるかで、
・回復の質
・ぶり返し
・慢性化
このあたりが変わってくることでしょう。
私が昔読んだ健康の本に
「36.5℃以上の平均体温の人はそれ以下の人に比べ、がんの発生率が著しく低いという研究がある」と紹介されてました。
風邪で高熱になった場合は癌などの細胞に対しても免疫が活性化するとのこと。
まとめ
発熱は
下げるか、見守るか。
その判断は状況次第です。
解熱剤を使えば楽にもなりますし、その分労力を仕事や家事に使えます。
しかし身体が「あえて熱を出している」という視点でみると
一年に一度は高温の発熱も長い目で見たら
癌などの大病を予防する良いきっかけになるかもしれません。
リップルオステオパシー整体院 武蔵浦和
院長 中野良太
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