首の神経が心臓に影響を与えていた例
ロバート・C・フルフォード医師の著書『いのちの輝き』より紹介
アメリカのDrでありオステオパシーの施術者である
Drフルフォード先生の本で紹介されていた内容です。
ある患者さんは、心筋梗塞を疑うほどの強い胸の激痛を、何度も繰り返していました。
発作が起きるたびに病院を受診しますが、不思議なことに診察室に入る頃には症状はおさまり、検査をしても異常は見つからない。
そのため「問題なし」とされ、帰宅すると、また同じような激痛を繰り返す。
そんな状態が長く続いていました。
病院をいくつも回っても原因は分からず、症状だけが続く。
そこでフルフォード医師のもとを訪れます。
フルフォード医師は、胸や心臓そのものではなく、全身のつながりを丁寧に評価しました。
すると、過去に受けた足首の骨折が、首の筋肉の緊張を生み、やがて頭蓋骨の動きを妨げる状態になっていたことが分かります。
その結果、血圧や循環の調整に関わる首の神経に持続的な圧迫が加わり、心臓発作のような症状として現れていたのではないか。
フルフォード医師はそのように捉えました。
実際、足首から首、頭部にかけての連動を整える施術を行ったところ、4回の施術で症状は完全に消失したと記されています。
迷走神経と血圧
― 症状が胸に出ても、原因は胸にないことがある ―
フルフォード医師の症例が示しているのは、
「胸が痛い=心臓が原因」という単純な話ではありません。
注目すべきなのは、
血圧や心拍を調整している神経が、どこで邪魔されていたか
という点です。
迷走神経は“血圧をコントロールする神経”
首にある迷走神経は、自律神経の中でも
・心拍数
・血圧
・呼吸
・内臓の働き
こうした「興奮を鎮める方向」を担っています。
アクセル役の交感神経が暴走しないよう、
常にブレーキをかけ続けている存在です。
首は迷走神経の通り道
迷走神経は、脳から出て
首を通り、胸を抜け、内臓へ向かいます。
つまり首は、
**迷走神経にとっての“要所”**です。
ここで筋肉や筋膜、頭蓋の動きが制限されると、
神経は物理的にも機能的にも影響を受けやすくなります。
血圧は「数値」ではなく「調整力」
血圧が高い、低いという話以前に、
血圧を下げる力がきちんと働いているか
ここが重要だと私は考えています。
迷走神経が働ける身体には
・余白がある
・呼吸が深い
・首や胸郭が柔らかい
逆に、
身体が固まり、逃げ場がなくなるほど
神経は常に興奮側に引っ張られます。
施術で起きる変化
迷走神経に関わる制限がゆるむと、
・呼吸が勝手に深くなる
・胸の圧迫感が抜ける
・血圧が一時的に下がる
・頭がぼーっとする、ふわっとする
こうした反応が出ることがあります。
これも「異常」ではなく、
神経の活動が久しぶり戻った結果だと見ています。
おわりに
高血圧や胸の症状を、
数値や臓器だけで追いかけると、
どうしても限界があります。
身体は
・筋膜
・神経
・呼吸
・姿勢
すべてがつながった一つのシステムです。
フルフォード医師の症例が示しているのは、
「原因は、思っている場所とは別のところにあるかもしれない」
という、ごく当たり前で、でも忘れられがちな視点です。
リップルオステオパシー整体院 武蔵浦和
院長 中野良太
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