アメリカの解剖研修日誌は昨日で一旦終了。今日からまたコラムを書いていきたいと思います。
解剖研修を得て、改めて人体のつながりを再認識しました。
特に横隔膜。横隔膜の上に心臓があり、下には肝臓、胃、脾臓があり、それぞれ様々な筋膜を介して上肢や下肢につながっていきます。
さらに横隔膜は肋骨や胸骨、腰椎とも強固につながっています。
つまり身体を解剖学的に見ていくと、横隔膜は胸とお腹を隔てる壁というよりも、全身をつなぐ交差点のような場所なのです。
横隔膜はどこにあるのか
横隔膜は胸腔と腹腔を分けるドーム状の筋肉です。
肋骨の内側、胸骨、そして腰椎から始まり、中央腱という部分に集まっています。
呼吸のたびに上下に動き、肺の換気を助けています。
私たちは1日に2万回以上呼吸をすると言われていますが、そのたびに横隔膜も動いています。
呼吸以外にも重要な役割がある
横隔膜が上下に動くことで胸腔と腹腔の圧力が変化します。
この圧力変化は血液やリンパ液の循環を助ける働きを持っています。
また体幹の安定にも関わっており、姿勢を維持するためにも重要な役割を担っています。
横隔膜の動きが小さくなると、呼吸だけではなく身体全体のバランスにも影響を与えることがあります。
オステオパシーの視点
オステオパシーでは症状のある場所だけを見ることはありません。
肩がつらいから肩だけ。
腰が痛いから腰だけ。
という考え方ではなく、その場所に影響を与えている組織とのつながりを考えます。
解剖研修で改めて感じたのは、人体は想像以上につながっているということです。
横隔膜はそのつながりを象徴するような組織の一つでした。
身体を部分ではなく全体としてみる。
これはオステオパシーの基本的な考え方ですが、今回の解剖研修で改めてその重要性を実感しました。
武蔵浦和の整体 リップルオステオパシー整体院
院長 中野良太
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