lineLINE予約

パニック障害と呼吸の関係|間違った深呼吸

コラム 2026.02.13

こんにちは。リップルオステオパシー整体院の院長、中野です。

当院にはパニック障害で来られる方や、腰痛などの症状がメインだけど
パニック障害になることもある、といった方がよく来院されています。

パニック障害の症状としてよく挙げられるのが、

これらの症状は、とても激しく、実際に命の危険を感じるほどです。

しかし病院で検査をすると、

いずれも「異常なし」と言われるケースが少なくありません。

では、体の中では何が起きているのでしょうか。

パニック障害の方が陥る、深呼吸の罠

パニック障害への対処法を求めたとき、多くの方はひとつの答えとして「深呼吸」を提示されたことはないでしょうか。

そこからイメージするのは
「息をコントロールすることでリラックス効果を得る」
「酸素を多く取り込む」
「自律神経をコントロールする」

確かにそういった効果が期待できますが、やり方を間違うとよりパニックがひどくなります。

恐怖を感じない人間が恐怖でパニックになる瞬間

世の中には、「偏桃体」という脳の一部を病気や手術で損傷し、
まったく恐怖を感じることができなくなった人たちがいます。

危険な毒蛇にも不用意に近づいたり、

雷雨も気にせず外を歩いたり

海外で男に納屋に連れ込まれ無理やり服を剝がされそうになっても
恐怖を感じない人たちです。

そういった人に、炭酸ガスを吸わせてみたら
失われたはずの恐怖でパニックになるということが報告されています。

つまり恐怖とは、「偏桃体」よりももっと深い部分、
「呼吸を司る脳幹」部分からも生じることが分かっています。

パニック障害の実態|鍵は二酸化炭素

さきほどの炭酸ガス(二酸化炭素)、実はパニック障害の鍵を握ります。
ここが大事です。

どちらもパニック反応は起きます。

偏桃体損傷の人たちは前者で
一般的なパニック障害で多いのは後者。

実はパニック障害の方の多くは過呼吸のような状態に陥っていることが多いです。

過呼吸(過換気症候群)とは、
必要以上に呼吸をしてしまう状態のことを指します。

呼吸が速くなることで、
体の中の二酸化炭素が過剰に排出されます。

この二酸化炭素の低下が、さまざまな症状を引き起こします。

二酸化炭素が下がると体に何が起きるのか

二酸化炭素は、単なる老廃物ではありません。

これらに深く関わっています。

過換気によって二酸化炭素が下がりすぎると、

この状態を脳が「危険」と判断し、
強い不安や恐怖の信号を出します。

これが、パニック発作の正体の一つです。

つまり、二酸化炭素を増やす呼吸が解決策となります。
深呼吸も二酸化炭素を出し過ぎると逆効果です。

呼吸は「深さ」より「速さ」

実際に重要なのは、
呼吸の深さよりも速さです。

無理に深く吸おうとするほど、
過換気は進みやすくなります。

古代中国やインドでは健康法として「息止め術」が行われてきました。

西洋医学でも二酸化炭素吸入による治療が
パニック障害や不安症、統合失調症、てんかんなどに効果的であると報告されています。
(日本ではまだあまりありませんが)

二酸化炭素を増やす呼吸法

呼吸法① 鼻呼吸で固定する

地味ですけど、楽で安定します。

やり方

何が起きるか

パニック傾向の人には、これが土台。
それでも効かない人には以下をお奨めします。

呼吸法②ボックス呼吸(ネイビーシールズ式リラックス呼吸法)

強力な副交感神経反応誘発作用があります。

やり方

  1. 鼻から4秒かけて静かに吐く
  2. 4秒息を止める
  3. 鼻から4秒かけて吸う
  4. 4秒息を止める

最低6回、必要ならもっと続けてみましょう。

目的

脳幹の過剰アラームを落ち着かせる

CO₂に体を慣らす

まとめ

「ゆっくり」とした深呼吸が強い味方になるかもしれません。

リップルオステオパシー整体院 武蔵浦和
院長 中野良太

お問い合わせ・ご予約について

リップルオステオパシー整体院では、完全予約制で施術を行っております。
ご予約・お問い合わせは、以下の方法で受け付けております。

■ お電話
📞 080-4050-5053
施術中などで出られない場合があります。
留守電にメッセージをお願いいたします。
必ず折り返しご連絡いたします。

■ LINE(おすすめ)
下記リンクより友だち追加をしてください。
ラインでのお問い合わせはこちら

※友だち追加後、
・お名前
・お悩みの内容
・ご希望の日時
を簡単で構いませんので、必ずメッセージでお送りください。

ブログ一覧