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足関節捻挫|捻挫した靭帯だけ治療していませんか?

膝・足の症状 2026.08.28

こんにちは。

武蔵浦和にあるリップルオステオパシー整体院の院長、中野です。

今回は「足関節捻挫」について、当院ではどのように考え、どのようにアプローチしているのかを書いていきます。

足関節捻挫では、外側にある前距腓靭帯などの靭帯が損傷することが多くあります。

もちろん損傷直後は、靭帯の状態を確認することが重要です。

しかし問題はその後です。

靭帯の損傷が回復すれば、足首は本当に元通りなのでしょうか?

当院では、そうとは限らないと考えています。

捻挫では「骨の位置関係」も変化する

足首を大きく捻った瞬間、力が加わるのは靭帯だけではありません。

足には片足だけで26個の骨があり、それぞれが関節をつくっています。

その中でも足関節周囲には、

・脛骨
・腓骨
・距骨
・踵骨
・舟状骨
・立方骨

などがあります。

捻挫によって強い力が加われば、これらの骨同士の動きや位置関係にも影響が残ることがあります。

特に当院で重要視しているのが「距骨」です。

距骨がうまく動いているか

距骨は脛骨と腓骨の間にはまり込むように存在し、その下には踵骨があります。

歩く、しゃがむ、階段を降りる。

こうした動作では、足首が曲がるのに合わせて距骨も動かなければなりません。

ところが捻挫後に距骨周囲の動きが悪くなると、

「痛みはないけれど足首が硬い」

「しゃがむと踵が浮く」

「歩いていると足首が詰まる」

といった状態につながることがあります。

そこで当院では、靭帯だけではなく距骨が脛骨・腓骨・踵骨に対してどのように動いているのかを確認します。

脛骨と腓骨の関係も見る

足首の上では、脛骨と腓骨という2つの骨が関節をつくっています。

そしてその間には骨間膜という膜状の組織があります。

足首を動かす際には、脛骨と腓骨も完全に固定されているわけではなく、わずかに動きながら距骨の動きを受け入れています。

捻挫による力は、この脛骨と腓骨の関係にも影響することがあります。

そのため当院では、

「外くるぶしの靭帯が痛いからそこだけ」

ではなく、

下腿から足部までを一つの構造として評価します。

骨膜にも捻じれの力が加わります

当院では、骨の表面にある「骨膜」も重要視しています。

以前シンスプリントや足底筋膜炎の記事でも触れましたが、骨膜には圧縮や捻じれなどの力が加わります。

捻挫はまさに、足に急激な捻じれの力が加わる外傷です。

靭帯だけではなく、

距骨。

踵骨。

腓骨。

脛骨。

その他の足根骨。

こうした骨の周囲にある組織にも、その時の力が伝わっています。

そのため必要に応じて、骨膜や骨間膜、周囲の筋膜などにもアプローチします。

痛みがなくなっても終わりではありません

捻挫後によくあるのが、

「もう痛くないから治ったと思っていた」

という状態です。

しかし実際に確認すると、

足首の可動域が左右で違う。

片足立ちになると不安定。

捻挫した側だけ体重を乗せにくい。

足首を曲げると詰まり感がある。

といった問題が残っていることがあります。

痛みがなくなることと、足の機能が完全に戻ることは同じではありません。

特にスポーツをする方の場合、その状態で競技へ復帰すると再び同じ方向へ捻挫してしまうことがあります。

足首は地面に適応する場所

人間は平らな床だけを歩いているわけではありません。

道路の傾斜。

段差。

砂利道。

階段。

スポーツであれば急な切り返しやジャンプからの着地。

足は常に違う地面に接しながら、その形に合わせて細かく動いています。

つまり足には、

地面の変化に合わせて柔軟に形を変える能力

が必要です。

足関節や足根骨が硬くなっていると、この適応能力が低下し、その分を膝や股関節など別の場所で補うこともあります。

そのため当院では、最終的には立位での荷重や重心移動まで確認します。

当院ではどのようにアプローチするのか

足関節捻挫後の症状に対しては、状態に応じて、

・損傷した靭帯周囲の状態
・距骨の動き
・踵骨の動き
・脛骨と腓骨の位置関係
・下腿骨間膜
・足根骨同士の動き
・骨膜や筋膜の緊張
・足関節の可動域
・立位での荷重やバランス

などを評価します。

必要な組織へオステオパシーの手技を用いてアプローチし、その後、実際に立った状態で足が地面へ適応できているかを確認していきます。

武蔵浦和の整体 リップルオステオパシー整体院
院長 中野良太

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